英文カバーレターの書き方|必要な10個の項目を解説

外資系企業への転職につきものの「カバーレター」。カバーレターとは、採用担当者へ自分をアピールするための大事な書類のひとつだと思ってください。ここでは、カバーレターに記載する内容を把握するとともに、記入時の注意点を紹介していますので、一緒に見ていきましょう。

目次

カバーレターとは?

カバーレターとは、英文履歴書に添付する書類のことです。志望動機や希望職種、自身のスキルなどを書き記します。英文履歴書を提出する際には、必ずこのカバーレターを作成しなければなりません。もちろん、内容は英語での記入となります。形式はとくに統一されていませんが、A4用紙1枚分にまとめるのが一般的です。
カバーレターは皆さまの英文履歴書を見てもらうためのきっかけになり、また、英文履歴書でアピールできないことを表現できる書類であるということをご理解ください。

カバーレターの書き方

カバーレターに記入する内容は下記の通りです。

英文カバーレター見本(ヘッダー)
1自身の氏名等
まずは自分の氏名や住所、連絡先などを記入します。連絡先には、電話番号とメールアドレスの両方を記載しておくと良いでしょう。
2応募先の会社名等
応募先の会社名、担当者名、役職、住所を記入します。担当者名はできるだけフルネームで記入しましょう。会社名や担当者名は絶対に間違えないよう細心の注意が必要です。
3日付
日付を入れます。提出日の日付を記入します。
英文カバーレター見本(本文)
4担当者の氏名
Dear Mr./Ms.(担当者の氏名)と記入します。Dear Sir(Madam)と省略せず、相手の名字を書くのが礼儀です。
5希望職種や志望動機など
はじめに、なぜこの企業へ応募したのか、志望動機を書きましょう。希望する職種がある場合は合わせて書きます。どこで募集を見かけたのかなどもここに記入します。
6意欲や長所などのアピール文
自己アピールをする場所です。この項目が非常に重要となります。これまでの経験、持っている資格、スキル、自身の長所や特技などをわかりやすくアピールしましょう。また、この企業で自身の能力をどう発揮できるのかも合わせて書いておくと、評価が上がりやすいです。
英文カバーレター見本(お礼、結び)
7お礼
末文です。まずはカバーレターを読んでもらったことのお礼を書きます。そして、面接の依頼を期待しているという想いと連絡先を伝えましょう。
8Sincerely yours,
最後は手紙の「敬具」にあたる「Sincerely yours,」で締めます。
9手書きの署名
ローマ字表記で手書きの署名を加えましょう。
10同封物
カバーレターは履歴書と一緒に送付するものなので、欄外に「Enclosure: Resume」と記入しましょう。

ここで紹介していることは、最低限押さえておきたいポイントです。
書き方は多少変えても問題ありませんが、上記の情報は必ず入れておきましょう。

カバーレターを作成する際の注意点

カバーレターでまず気を付けたいのは、スペルミスです。とくに、相手の会社名や担当者名は絶対に間違えないようにしっかりと確認しましょう。役職などがわからず不安な場合は、電話して聞いてみるのもひとつの手です。ただし、応募企業のサイトで見つからない場合の最終的な手段としてください。
その他、本文内にもスペルミスが無いか何度も読み直して確認しましょう。英文での記入となるため、英語の文法に自信がない人は詳しい人に一度読んでもらうと確実です。

また、カバーレターは名前の通り、手紙のような役割を持っています。形式だけにこだわって事実だけを書いても相手には伝わりません。自分の能力をきちんと伝えること、自身が応募先の会社にとってどんな利益を生み出せるのかをアピールすること、そして最後にはきちんとお礼を述べることなど、相手がどんな気持ちで読むのかをイメージしながら作成しましょう。自分の思いだけを押し通す内容では相手に読んでもらうことはできません。

正しい書き方を知り、企業にアピールしよう

カバーレターは、日本の企業で働く方にとってはあまり馴染みが無いかもしれません。そのため、書き方がわからず苦戦する方も多いでしょう。しかし、グローバル社会として海外での活躍も増えていく今後においては、カバーレターに触れる機会も多くなっていくはずです。外資系の企業へ就職を考えている方をはじめ、海外での活動を視野に入れている方は、ぜひこのカバーレターの書き方を覚えておきましょう。

ポイントが理解できたら、早速書いてみましょう。そして、私たちエージェントに見せてください! 一緒に、応募企業にあなたの想いが伝わるカバーレターを作り上げていきましょう!

I know you can do it.

Profile

Spring Executive コンサルタント 史 美超(シ ビチョウ)
LHH Executive
コンサルタント 史 美超(シ ビチョウ)

グローバルマーケットトレンドを把握し、多様なIT業界(E-Commerce、 SIer、Fin-tech、IT Consulting等)のITテクニカルポジションを専門としたコンサルティング業務を行う。
日本語、英語、中国語で対応可能。ジュニアからミッドキャリア案件を担当し、多数の実績がある。

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