#転職エージェント #希望と違う
転職エージェントに希望を伝えたはずなのに、希望と大きく異なる求人を紹介された、といったケースは珍しくありません。これは求職者と転職エージェント、どちらにも問題がある場合があります。本記事では、転職エージェントから希望と違う求人を紹介される理由と、その対処法についてお伝えします。
目次
転職エージェントが希望と違う求人を紹介してくる4つの理由
転職エージェントが希望と異なる求人を提案してくる理由には、コンサルタント側が問題の場合と、こちら側が問題の場合の両方があります。以下では具体的な理由を4つ紹介します。
希望条件が正しく伝わっていないため
転職エージェントでは、コンサルタントが求職者にヒアリングを行い、それをもとに求人案件を提案しています。そのため、そもそも求職者の希望条件が正しく伝わっていないと、希望に添わない案件を紹介されかねません。
希望条件を正しく伝えたつもりでも、コンサルタントと認識のズレが生じるケースもあります。このようなことにならないよう、コンサルタントとのやり取りでは認識のズレが発生していないか適宜確認しつつ話を進めていかねばなりません。
希望条件を漏れなく伝えるため、コンサルタントと面談する前に情報を整理しておくことも大切です。必ず伝えるべき条件や優先順位などをメモしておくと、伝え忘れを回避できます。
目的に合ったエージェントではないため
転職エージェントとひと口に言っても、得意なジャンルやエリア、扱っている求人数などは個々で大きく異なります。希望条件にマッチした求人を紹介してもらえないのなら、そもそも利用している転職エージェントがミスマッチなのかもしれません。
大切なのは、希望条件にマッチした案件を扱う転職エージェントを利用することです。地方都市を中心に、オフィスワークの求人案件をメインに扱う転職エージェントに対し、大手機械メーカーの営業職を希望しても紹介してもらえない可能性が高いです。
転職エージェントを利用する前に、まずは得意な分野やエリアを見極めましょう。公式サイトをチェックすれば、得意分野などの情報は入手できます。
コンサルタントの経験が不足しているため
転職エージェントのコンサルタントは、求職者が転職に成功できるようサポートを行う存在です。求職者へのヒアリングやキャリア相談への対応、スキルや経歴に基づく最適な求人案件の紹介などを業務として行います。
転職エージェントに在籍しているコンサルタントの質はさまざまです。経験豊富で優秀なコンサルタントがいる一方、求職者にマッチした案件を見極められない経験不足の人もいます。後者のようなコンサルタントが担当だった場合、希望条件に沿った求人を提案してもらうのは困難です。
事前に公式サイトなどで、どのようなコンサルタントが対応してくれるのかをチェックしておきましょう。転職したい業界に強く、実績や経験が豊富なコンサルタントが在籍しているかどうかを確認してください。
コンサルタントがノルマを優先しているため
転職エージェントは慈善団体などではなく、あくまで利益の獲得を目指す営利目的の企業です。転職エージェントは、企業が求める人材を紹介することで、紹介手数料などの利益を得ています。
そのため、転職エージェントの従業員であるコンサルタントには、業務上達成すべき目標、ノルマが課せられるケースが少なくありません。たとえば、「1か月で決定人数○人」や「紹介手数料○○円以上」といった具合です。
コンサルタントがノルマ、目標の達成を最優先事項としているケースでは、求職者の希望条件にマッチした求人はなかなか紹介してもらえません。とりあえずノルマをクリアしなければならないため、求職者の希望はそっちのけで求人を紹介するためです。
希望と違う求人を提案された場合の対処法
転職エージェントから希望と異なる求人を提案された場合、それを受け入れる必要はありません。あくまで提案であり、辞退するのは自由です。また、コンサルタントに問題があるのなら、担当を変えてもらうのもひとつの手です。
理由を添えて辞退する
転職エージェントから紹介された求人は辞退できます。転職に失敗したくないのなら、妥協して受け入れず、きっぱりと辞退しましょう。「せっかく提案してくれたし、ここにしようか」などと考えてしまうと、転職後に後悔する羽目になりかねません。
求人を辞退する際は、その理由をコンサルタントに伝えることが重要です。理由を詳しく説明することで、次回からより希望に合った求人を提案してもらえる可能性が高まります。
また、提案された求人が希望にあわなかった場合は、どの点が異なっているのかを具体的に伝えることで、コンサルタントとの認識のズレを解消し、より精度の高いマッチングが期待できます。
担当コンサルタントの変更を依頼する
希望条件と異なる部分を細かく伝えたにもかかわらず、それでも希望に添わない求人を提案してくるのなら、そもそもコンサルタントの実力・経験不足が考えられます。経験やスキル不足のコンサルタントが担当のままでは、いつまで経っても条件にマッチした求人を紹介してもらえないおそれがあるため、思い切って担当者の変更を依頼するのも一考です。
多くの転職エージェントでは、担当コンサルタントの変更が可能です。担当者の変更を申し出る際には、これまでサポートしてくれたことに対し感謝の気持ちを述べ、そのうえでなぜ変更が必要なのかを伝えましょう。
他の転職エージェントを利用してみる
担当コンサルタントの変更を言い出しにくい、変更してもらったにもかかわらず改善の兆しが一向に見えないといったケースでは、別の転職エージェントにのりかえるのもひとつの手です。転職エージェントはいくつもあるため、1社に固執せず柔軟に移行を検討しましょう。
別の転職エージェントに変えるのなら、この機会に転職の目的や希望条件などを改めて整理してみましょう。それによって、選ぶべき転職エージェントが変わってきます。
「希望と違う」という失敗をしない|転職エージェントの賢い選び方
希望にマッチした求人を紹介してもらうためにも、転職エージェントを選ぶときに得意な領域をチェックしましょう。また、コンサルタントとの相性は実際に会って確認する、複数の転職エージェントに登録することも大切なポイントです。
各転職エージェントの得意な領域をチェックして選ぶ
転職エージェントによって、得意とする地域や分野、サービス内容などが異なります。ここを把握していないと、目的にマッチしない転職エージェントを利用してしまい、的外れな求人ばかり紹介されるといった事態にも陥りかねません。
まずは、気になる転職エージェントの公式サイトにアクセスし、どのような領域に強みをもっているのかをチェックしましょう。たとえば、「地方の求人に特化している」「製造業の求人に強みがある」「管理職などハイクラス転職を得意としている」などが挙げられます。
製造業に転職したいのなら、製造業界に強く、数多くの製造系求人を扱っている転職エージェントを利用したほうが、成功の確率は高まります。転職エージェントの公式サイトだけでなくブログや公式SNSなども閲覧し、広く情報を収集しましょう。
コンサルタントとの相性を面談で確かめる
転職エージェントのサービスそのものには満足していても、コンサルタントに不満を感じるといったケースは珍しくありません。結局のところ、人と人とのやり取りであるため、相性の合う合わないは出てきます。相性のよくないコンサルタントが担当では、コミュニケーションが取りづらいばかりか、伝えたいこともきちんと伝わらないかもしれません。
このようなリスクを避けるためにも、コンサルタントとの相性は面談で確認しましょう。会話中の雰囲気はもちろん、転職を希望する業界や職種に精通しているか、わかりやすく説明してくれるかなどを確認しましょう。
求職者のことを一番に考えてくれるコンサルタントかどうかも、見極めるべきポイントです。「今すぐ決めないと手遅れになる」など、応募を急かすようなコンサルタントの場合、ノルマを優先している可能性があります。信用できない、相性がよくないと感じたのなら、担当者変更も検討しましょう。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントによって得手不得手があるのはもちろん、扱っている求人の数も異なります。1社の転職エージェントしか利用してはいけない決まりはないため、複数社に登録し活用しましょう。
複数の転職エージェントを利用するメリットは、コンサルタントの質やサービス内容、求人などを比較できることです。求人の母数も増えるため、希望条件に沿った案件も見つかりやすく、転職の成功率が高まります。ただ、利用する転職エージェントの数が増えすぎると管理が大変になるため、その点は注意が必要です。
まとめ
希望条件にマッチした求人を紹介してもらうためにも、希望は正確に伝え、必要に応じてコンサルタントの変更も視野に入れましょう。転職エージェントの得意な領域を把握する、複数社に登録して利用するのも、失敗を回避するコツです。
転職を成功させたいのなら、「LHH転職エージェント」の利用も検討してみてください。LHHは、個々に寄り添ったきめ細かいサービスや、マッチング精度の高さに定評がある転職エージェントです。面談時のヒアリング品質も高く評価されているため、希望にマッチした求人を紹介してもらえます。
LHH転職エージェントの強み
転職エージェントを使って転職しようかなと考えられた時は、ぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。求職者の気持ちに寄り添うコンサルティングで、「本当に納得のいく転職」を支援します。
LHH転職エージェントの特長
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- 転職エージェントから希望と違う求人を提案されるのはなぜ? 理由と対処法
- 【ケース別】転職エージェントから連絡がこない理由と対策
- 転職エージェントはなぜ「とりあえず応募しろ」と言う? メリット・デメリットを解説
- 転職エージェントが合わないと感じる理由は? 対処法も併せて紹介
- 【例文付き】転職エージェントへの断り方をケース別に紹介|注意点も解説
- 「転職エージェントは使わない方がいい」といわれている理由|失敗しない選び方も紹介
- 転職での「市場価値」とは? 高める要素・方法・調べ方を紹介
- 転職エージェントは相談だけでも大丈夫! 利用のメリット・注意点を解説
- 転職するべきか? 迷った時の決め方、転職するべき人の特徴を紹介
- 転職活動がうまくいかない10個の原因|世代ごとの解決策、おすすめの転職方法も紹介
- 転職エージェントを使うメリット・デメリットは? 効率的な活用方法を解説
- 転職の自己紹介は実績がなくても大丈夫! アピールできるポイントを7つ紹介
- 業界未経験での転職のポイントを解説! 転職しやすい業界は?
- 転職活動の期間は平均どのくらい? 基本的な転職スケジュールについて解説
- 転職エージェントの賢い使い方とは? 転職活動で周りと差をつけよう
- 今の時代、転職は当たり前? その理由と転職しやすい業界の特徴とは
- ベンチャー企業に転職するメリット・デメリットとは? 向いている人の特徴も解説
- 【例文つき】転職時の年収・給与交渉は大丈夫? タイミングや失敗しないポイント
- スキルアップを目的にした転職を成功させるポイント! 面接での回答例も解説
- 転職における引越しのベストなタイミングや費用、やるべきことを徹底解説
- 【事例8選】転職の失敗談を知って後悔しない転職活動を
- 転職が不安で怖いのはなぜ? 主な原因や解消法をケース別に解説
- 転職を考えたら準備する6つのポイント
- タイプ別・転職エージェントの違い
- 転職に有利な資格17選|キャリアアップに役立つ資格をご紹介
- 転職で学歴は重視されるのか?企業が中途採用で望む人物像とは
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- 同業他社への転職の注意点|競業避止義務と成功のポイントも解説